memory


と、口を尖らせて言う。


「涼、礼儀としてなっていないだろう。」

「え、礼儀・・・
あ、あ、そっかぁ!!そうだったぁ!」

そういうと、私の前へ来て

「ごめんなさい!寝坊しちゃってゴメンナサイ!
許してください!」


深々と頭を下げる。

「い、いえ!頭上げてくださいよっ
それに、私が寝坊しちゃった感じで・・・・」

「え、そなの?」

「涼!!
・・・はぁ。叶さん」

「は、はい。」

京汰さんも私の前へと来る。


「俺達はあくまでも、生活させていただくのです、吉岡家に。
だから、気にしないで下さい。
でも、何かあれば言ってくださいね。迷惑な事とか・・」

「迷惑だなんて!!!そんな事・・・」

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