memory
「あのさ~、なんか叶がさ~
「だ、ダメ―――――――!!!」
叫んで、愛の口を塞いだと同時に、屋上に連れて行った。
「な、なんだ・・?」
京汰さんのつぶやいた言葉を聞いてまた恥ずかしくなった。
「叶~!!なによッ」
「なによ、じゃないよ・・・・」
ふてくされた愛に私は睨む。
「おー怖ッ
いいじゃん、いいじゃん!」
「いいじゃん・・・って。
私、京汰さんのこと好きだけど・・・」
さっきの顔とは正反対なパアッと顔を上げて、
「好きなんだ??」
「そういう好きじゃなくて・・・
友達って感じの!!なんか、まだ会ってから時間が経ってないのに、凄い近くにいる人みたいで・・・」