memory
「えっとねーーー
キーンコーンカーンコーン・・・
予鈴のチャイムが鳴り響く。
「あ、やばい!!次、移動じゃなかった?」
「い、行こう!!!」
そうして、私は愛と屋上を後にした
だけど、愛とあの人に繋がりがあったなんて知らなかった。
ポツポツ・・・
集活で、窓から空を見ていた。
どんより、雲が暗く、夜みたいな空になってきた。
何故か胸がドクンと鳴り響く。
「雨降るのかなぁ・・・・」
「雨イヤなの?」
にょっと私の机の下から、涼くんが、顔をひょこっと出す。
「ひゃっ」
「遊びに来たぞよ。」
にぃ~と歯を見せて笑う。