memory


「え・・・でも、コレ叶のじゃん」

「・・・そうですけど、私もう一本持ってますから!
それに、今日私学校でやらなきゃいけない事あるんで!
レポート・・・なんですけどね。」

「そっか。
じゃあ、ありがとう!借りるね」

笑顔で私を見つめる。

わ・・・なんか、幼いっていうか
愛の言うとおり、

可愛い・・・・・?

「じゃ、ばいばい!」

手を振って、走っていく姿に
「バイバイっ・・・」

と、声をかけた



そう言って別れた後、職員室に用を足してきた。


窓を見ると、やっぱり雨は続いていた。

「雨・・・・やだなぁ・・・」


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