memory



下駄箱へ行き、靴を取ると、隣に京汰さんが居た。

「きょ、京汰さん!?
どうしたんですか?今日、早く帰らないと・・・」

「ああ。そうだったんですが、図書室に用があって。
本、借りてきたんです。」

そういって、本を2冊(かなり分厚い)を見せた。

難しそうな本だなぁ・・私とは大違い。
本より、漫画。だもんね


「雨、降っちゃいましたね・・・」

「ですね。
急いで走れば間に合うかな・・・・」

「え?
傘、持ってないんですか?」

「はい。
傘、壊れてまして、買おうと思ったんですけど・・・うっかり」

京汰さんでもそんな事あるんだぁ・・・

親近感沸いてきた。分からんけど。



・・・・

間。


< 52 / 55 >

この作品をシェア

pagetop