NO彼少女と恋する方法
私は気を取り直して、佐倉くんを誘った。


だが、佐倉くんから返ってきたのは、私が想像もしないような言葉だった。



「ねえ、思ったんだけど……人に気を遣って楽しい? 僕だったら嫌だな。ペコペコして、バカみたいだもん」



その言葉を聞いた私は、さすがにキレた。



「さっきから、何? まだ、会って1時間くらいでそこまで言われる筋合いない! そんなにバカが嫌いなら、他の子に案内してもらって」


私は教室の戸を勢いよく開け、その場を立ち去る。

みんなは戸を閉めた音の驚きのあまり、出ていった教室には妙な静けさに包まれていた。


.
< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

Bewitch yOu
§secreT/著

総文字数/1,051

恋愛(ラブコメ)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop