NO彼少女と恋する方法

運命の歯車

「さっき紹介があったとおり、佐倉雷といいます。これからよろしくお願いします」


紹介が終わったとたん周りの女子たちが、『えっ、美形……』『純情そぅで、可愛い』などと、話し始めた。


それが先生の気にさわったのか、先生の眉が傾き始める。



「静かに!! もう少し静かにできんのか。とにかく、佐倉はまだ学校の説明が終わってない。よって……上原空! 佐倉に学校の案内をしてやってくれ。お前は格好いいなど興味ないだろ。頼んだぞ!!」


完全な決めつけだ。


そりゃ興味はないが、私だって格好いいというくらいは思った。


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