譲りアイ


ガクがあたしを変なふうに見る。



「な、何よその目・・・。が、ガクだって一人なんじゃないの?!」



そうよ!だってガクも今一人じゃないの!

ふふんっ



「俺?俺はまぁ連れたちがいるし?」


へ?


そう言ってガクが親指で後ろを指差す。

その指差す所には昨日のおねぇさん達がいるでわないか!!




「は、はは・・・ははは。そういうこと・・・・」




枯れた笑いしか出んわこの野郎・・・#




「まぁそう言う事だけど…」


「なに?」


「おまえと一緒に歩いてやってもいいけど?」



へ???


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