譲りアイ
サッキーとガク
「うーん・・・。」
今日は朝ご飯を食べたら学校に帰る準備だ。
あたしが起きて少しすると、同じ部屋の子たちも起きたっぽい。
「んー、おはよ・・・」
「おはよー。」
あたしは布団を畳んで、簡単に自分のキャリーに私物をかたずけて行く。
ついでに着替えて、トイレに行って顔を洗って、メイクをした。
「おはよー、ルイ。早いねー。」
後ろからマコが声をかける。
起きたばかりなのか、眠たそうな顔をしてる。
「はよー。ちょっと早く起きちゃった。」
「気分どう?」
「え?あーうん。もう治った!ありがと」
「よかったね、バスで気分悪かったら嫌だし。」
「うん。」
やっぱり寝て疲れは取れても、罪悪感は消えなかった。
いまだに胸の奥がもやもやしてる。
それぞれ自分の荷物をかたずけてると、先生がドアをノックした。
『そろそろ、下に降りる時間ですよー。』
「「「「はーい」」」」
「私、もう行くね。」
と、マコがいって部屋からでる。
その後、あたしも荷物をしまって部屋から出た。