譲りアイ


旅館の一階の広場に着くと、ほとんどがもう集まってた。
もちろん、ガクもいた。



やっぱりガクはいつものように眠そうな顔をして他の男子達としゃべってた。



はぁ・・・
溜息しか出ないよ・・・




「ルイ!」



ビク!
ボーとしてたら突然後ろから声をかけられる。



「ひゃい!」


「うわ、ごめん!ビックリさせちったよ。」




声をかけたのは、同じクラスの佐々木だった。

通称サッキー。こいつも結構仲良しな男友達。

背がでっかくて、あたしの二倍くらいありそうな奴。

髪の毛をツンツンにさせて、ちょっと怖そうな奴・・・でも結構弱い。笑



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