譲りアイ
「なんだサッキーかぁ、驚かさないでよ!死ぬって!」
「ごめんて。でも今のリアクションうけたわwww」
「もー、そりゃビックリするよ!で?どしたの?」
「んあ?いや、別に・・・。暇だったから?」
「は?なにそれww」
「あ、」
「ん?」
「おまえバスで誰と座るん?」
「え?・・・さぁ、来たときはマコとだったけど…まだ分かんない」
「じゃぁ俺と座んね?」
「えー、サッキー寝たらいびきかきそうじゃん・・・w」
「んだよ、かいたらかいたでいいじゃねーか。旅行中一度も喋ってねェジャン俺ら。」
「今喋ってるじゃん。」
「つめてぇな、オイ。」
「まぁ、マコがほかの人と座る事になったらいいけど。」
「よっしゃ、決まりな。」
サッキーの手があたしの頭をブンブン揺らす。
「キャー!まだ決めてないって、マコにまだ聞くから!離せー!」
バシッとサッキーの手をたたくと簡単に離してくれた。
「じゃ、今聞いてこいよ。」
「おk、待ってて。」