譲りアイ
「ふえーーーーん。」
マコがガクとの思いでを語っているうちに泣きだしたのだ。
疲れをいやすどころかゴロゴロたまって行く疲れ。
「マコ、泣かないでよぉ・・・。」
「るい~、私たちもうだめなのかなぁ?!ルイはどうおもう?!!」
どう思うって言われても…・
「やっぱり私が素直になれないからダメなんだ…わがままだから。」
まぁ・・・少しはわがままなところもあるけど
「でも・・・マコなら仲直りできるよ!」
「そう・・・?」
マコがうるうるした目であたしを見る。
「うん!」
正確じゃないけど・・・友達としてそう言っておかないとね。
あたしだって早く仲直りしてほしいし。
あとこれ以上泣かれるのもイヤだし・・・。
その後もあたしはガクとマコに全力で尽くすけど、ガクは何を言っても聞かないし…。
その夜は早めに寝て次の日に備えた。