ナガレの騎士 ~光の竜と呪いの姫~
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「・・・はぁ・・・これで全部?」
一通り片づけたあたりでシャーロットがカシャン、と剣を収めた。
ローブをまとった彼等は途端消えて行くと煙のようになり、最終的には砂となった。
シュウウ・・と音を立てながらティティが元の姿に戻る。
「・・ん?なんかあるぜ」
砂の中に白い物体。
「紙・・・・式か」
「やはり、誰かが私たちを・・・」
「けど手紙は絶対に俺たちにしか来ないようになってるんだろ。
信用安全がなくちゃ、あいつらこそここに来させた意味がない」
「まぁ妨害されたと考えてしまえば・・・奴らの内部に内通者がいるということも考えられるね」
「今回の契約を良く思わない人たちがいるってことだよな」
「・・ですが、確認相手がいない件については・・・それも妨害されたと?」
「それは俺も気になっていた」
手紙に嘘はないはず。
・・では、やはりこれが確認手段?
にしては、危険すぎないだろうか。
彼らが自分たちの腕を知っているとしても・・・・。