ナガレの騎士 ~光の竜と呪いの姫~
「どうされますか?」
隣にいるシャーロットがじっと彼等を見つめながら問う。
彼女はまるで自分の心を読んでいるようだ。
「ついていくと言ったら・・どうするんだい?」
「・・・もう、「その気」でいらっしゃるんでしょう。
私に選択権はありません。旦那様についていくだけです」
ハァ、と息を吐きながらもシャーロットは前を歩いていく。
その様子ににこりと微笑んで、男もゆったりと歩く。
しかし何か思いついたように、2人に追いつくよう歩いた。
シャーロットも、その隣に並ぶ。
「少年。名は?」
「クロア=メルヴィン。こっちは相棒のティティ」
「私はプルート・ディツェーリだ。よろしくしてくれたまえ。
彼女は従者のシャーロットだ」
「よろしくお願いいたします」
「よろしく、お二人さん」
にこっと笑う。プルートも笑顔で返す。
その少し後ろを、シャーロットが歩いて。
「それにしても狐の仮装だなんて、面白い格好だな、プルートさん」
「ああ、プルートで構わないよ。
それからこれは仮装ではなくて、私のありのままの姿さ」
その言葉にはさすがに目を見開く。
「へぇ・・・。こりゃ驚いた。世界にはまだまだ珍しい生きものがいるんだな・・・」
「大ボラを吹かないでください旦那様」
「いや、言ってしまえば全て嘘も真実になるさ」
「嘘って自白してんだろーが・・・」
キラリ、と星でも溢れだしそうなプルートの自信満々な発言。
恥じるそぶりも見せないそれに、ハァァ、とあきれるティティの顔は苦い。
隣にいるシャーロットがじっと彼等を見つめながら問う。
彼女はまるで自分の心を読んでいるようだ。
「ついていくと言ったら・・どうするんだい?」
「・・・もう、「その気」でいらっしゃるんでしょう。
私に選択権はありません。旦那様についていくだけです」
ハァ、と息を吐きながらもシャーロットは前を歩いていく。
その様子ににこりと微笑んで、男もゆったりと歩く。
しかし何か思いついたように、2人に追いつくよう歩いた。
シャーロットも、その隣に並ぶ。
「少年。名は?」
「クロア=メルヴィン。こっちは相棒のティティ」
「私はプルート・ディツェーリだ。よろしくしてくれたまえ。
彼女は従者のシャーロットだ」
「よろしくお願いいたします」
「よろしく、お二人さん」
にこっと笑う。プルートも笑顔で返す。
その少し後ろを、シャーロットが歩いて。
「それにしても狐の仮装だなんて、面白い格好だな、プルートさん」
「ああ、プルートで構わないよ。
それからこれは仮装ではなくて、私のありのままの姿さ」
その言葉にはさすがに目を見開く。
「へぇ・・・。こりゃ驚いた。世界にはまだまだ珍しい生きものがいるんだな・・・」
「大ボラを吹かないでください旦那様」
「いや、言ってしまえば全て嘘も真実になるさ」
「嘘って自白してんだろーが・・・」
キラリ、と星でも溢れだしそうなプルートの自信満々な発言。
恥じるそぶりも見せないそれに、ハァァ、とあきれるティティの顔は苦い。