ナガレの騎士 ~光の竜と呪いの姫~
2.designation--指名--
「猫くん、キミは何者なのだね?」
「・・・猫じゃねーし。何者でもねーよ!」
「だが・・・見慣れない姿だ・・・。本当に興味深いな」
「うるさい・・・って尻尾を触るなっ!」
ぎゃんぎゃん、と後ろで騒ぐティティとプルート。
プルートは諦める事もなく、ティティも怒鳴り疲れている。
「君のご主人、本当にタフだな。ティティに爪立てられてるのに」
「旦那様は珍しいと感じたものは、
とことん追及しなければ気が済まない方ですので」
「うん・・・ここ数日間でそれは分かった」
もう、何度目かになるこの光景。一向に変わらない。
そして呆れはて、先を歩く自分たちも。
「・・ひとつ、聞いてもよろしいですか」
「?何?」
「・・・」
「・・?シャーロット?」
言葉がないので振り返ると、彼女がまっすぐこちらを見ている。
「あの鎌は、あなたの武器ですか」
「そうだよ。もらったものだけど。それが、どうかした?」
「いいえ、なんでもございません」
答えていただいてありがとうございます、と頭を下げる。
すると後ろからティティが走ってきた。
「うまそうな匂いがするぞ、ピ・・・ぶっ!!」
「・・その名前で呼ぶなって言ったよな、ティティ」
「・・悪ぃ、つい」
「・・・猫じゃねーし。何者でもねーよ!」
「だが・・・見慣れない姿だ・・・。本当に興味深いな」
「うるさい・・・って尻尾を触るなっ!」
ぎゃんぎゃん、と後ろで騒ぐティティとプルート。
プルートは諦める事もなく、ティティも怒鳴り疲れている。
「君のご主人、本当にタフだな。ティティに爪立てられてるのに」
「旦那様は珍しいと感じたものは、
とことん追及しなければ気が済まない方ですので」
「うん・・・ここ数日間でそれは分かった」
もう、何度目かになるこの光景。一向に変わらない。
そして呆れはて、先を歩く自分たちも。
「・・ひとつ、聞いてもよろしいですか」
「?何?」
「・・・」
「・・?シャーロット?」
言葉がないので振り返ると、彼女がまっすぐこちらを見ている。
「あの鎌は、あなたの武器ですか」
「そうだよ。もらったものだけど。それが、どうかした?」
「いいえ、なんでもございません」
答えていただいてありがとうございます、と頭を下げる。
すると後ろからティティが走ってきた。
「うまそうな匂いがするぞ、ピ・・・ぶっ!!」
「・・その名前で呼ぶなって言ったよな、ティティ」
「・・悪ぃ、つい」