ナガレの騎士 ~光の竜と呪いの姫~
「・・彼は、もし次の満月の日までに
俺を見つけなければ、村を焼き尽くすって・・・」
「・・・まるで絵に書いたみてーな台詞だな」
ティティがふううっと息を吐いてクッキーを一口。
「私、アンジュを探してるけど、
全然見つからなくて・・・」
「そもそも、アンジュとは何者なのです?」
「・・さぁ。誰も姿は見たことなくて・・・」
「見たことが無いのに、そのような予告を?」
「あ、で、でも!
噂だと、まるで悪魔のように角をはやしていて、
魔術を使えるんだって・・・」
「悪魔、ね・・・・」
それを聞いてくす、と笑うピアス。
それに対して訝しげな顔をする2人を置いて、
ティティがぐーっと伸び。
「んじゃ、とっととそいつを捕まえようぜ」
「な!?む、無理だよ!
私だって、簡単に見つけられなかったのに・・・」
「うっるせーな。
どのみち拒否権はねーんだよ。
そこのバカが笑い始めたからな」
「え・・?」
ミクリが振り返ろうとする間際、
ティティをぎゅうっとぬいぐるみのように抱き上げる。
「さっすがティティ。
俺の考えてること、分かってくれてるんだな?」
「ばっ・・・ちげーよ!
俺は早く終わらせて帰りてぇ・・・っつうか放せ!」
「やーだ。おまえってほんと可愛い。
ふわふわしててもこもこして・・・」
「気持ち悪ぃんだよ、おまえはっ!
放しやがれっ・・・!」
「・・あの、これはいったい・・・」
「・・気にしていただかなくて結構です。
彼等
俺を見つけなければ、村を焼き尽くすって・・・」
「・・・まるで絵に書いたみてーな台詞だな」
ティティがふううっと息を吐いてクッキーを一口。
「私、アンジュを探してるけど、
全然見つからなくて・・・」
「そもそも、アンジュとは何者なのです?」
「・・さぁ。誰も姿は見たことなくて・・・」
「見たことが無いのに、そのような予告を?」
「あ、で、でも!
噂だと、まるで悪魔のように角をはやしていて、
魔術を使えるんだって・・・」
「悪魔、ね・・・・」
それを聞いてくす、と笑うピアス。
それに対して訝しげな顔をする2人を置いて、
ティティがぐーっと伸び。
「んじゃ、とっととそいつを捕まえようぜ」
「な!?む、無理だよ!
私だって、簡単に見つけられなかったのに・・・」
「うっるせーな。
どのみち拒否権はねーんだよ。
そこのバカが笑い始めたからな」
「え・・?」
ミクリが振り返ろうとする間際、
ティティをぎゅうっとぬいぐるみのように抱き上げる。
「さっすがティティ。
俺の考えてること、分かってくれてるんだな?」
「ばっ・・・ちげーよ!
俺は早く終わらせて帰りてぇ・・・っつうか放せ!」
「やーだ。おまえってほんと可愛い。
ふわふわしててもこもこして・・・」
「気持ち悪ぃんだよ、おまえはっ!
放しやがれっ・・・!」
「・・あの、これはいったい・・・」
「・・気にしていただかなくて結構です。
彼等