ひきこもり女学生の脳内断面図
「アイ・・・もしかしてこの子の知り合いなのか?」
地球がひっくり返ったような驚きを食らった、というような顔でお兄さんは尋ねる。
そんな彼の顔を鼻で笑ったようなお姉ちゃんは、淡々と言葉を並べた。
「知り合いも何も妹だよ」
「妹!?嘘だろ、だって全然似てな・・・」
「ったくうるせえなぁ。それ以上言ったら口つぶすぞ」
お姉ちゃんにそう言われたお兄さんは、しょげた顔して下を向いた。