ひきこもり女学生の脳内断面図
山賊頭完成







私は商店街で倒れたあの日から、しばらく寝込んでいた。





不思議なまでに熱が下がらず、昼寝以外で横になることなど久しぶりである。






それよりももっと不思議なのは・・・






あの日目を覚ました時、私はなぜか自分の部屋にいたのだ。






あのスーパーの店員さんが家を知っているはずもないのに、いったいどうやって・・・






私はこの時、お姉ちゃんが彼の恋人であることに、全く気付いていなかった。












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