ひきこもり女学生の脳内断面図
その紙切れをなめるように見た私、どこからどう見ても360度奇人であるのは間違いない。
「そうだっ!」
舌を引っ込めるのを忘れるくらい瞬時にひらめいた私は、きらきらと目を光らせた。
我ながらのナイスなアイディアに一層よだれを滴らせると、パジャマの袖で拭ったまま私は画用紙を探した。
一通り10枚くらいの画用紙を前にして、私は再びニンマリと口角を上げる。
ハサミとエンピツと定規も用意して。
そうしてフローリングの床に座り込んで背中を丸めた私は、せかせかと作業を始めたのだ。
一体何を思いついて、何を作ろうとしているのか。
知ったところで、呆れることをしているのは間違いない。