ひきこもり女学生の脳内断面図
今更冷静に考えてみると・・・
先生にそっくりな彼氏など、喉から蛇がでるほどうらやましいことではないか!
「今頃気づくなんて・・・」
さすがに蛇をだしちゃいかん。そう思う一方で、私は店内からすぐさま逃げたい衝動にかられる。
こんな嫉妬心丸出しの自分を、あのスーパーのお兄さんに見られたくなどない。
会ったところで、どんな顔をして何をしゃべれというのだ。頭の悪い私には到底そんなことわかるわけもない。
冴えない顔をしているであろう私は、そろりと辺りを見回すと出入り口の方へ忍び足で向かう。
情けないが小心者の私は、逃げることを決意した。