ひきこもり女学生の脳内断面図






「わわっ」





駆け寄ろうとした私は、ひっくり返っている先生の足に躓いた。






そうして身体はどんどん前のめりになっていき、そのまま私は愛しの先生に向かってダイブしたのだ。







神さまはどんな意図を込めて、こんな魔法をかけたのだろうか。








おそらく偶然が重なったと思われるのだが・・・・・・







なんと上に覆いかぶさった私の口と、先生の口が重なってしまったのだ。











とうとう妄想が現実になってしまった。











恐ろしい非常事態である。








< 216 / 303 >

この作品をシェア

pagetop