ひきこもり女学生の脳内断面図
謎でも何でもないことは、私のイカレタ脳内を知っている読者の皆さまはおわかりであろう。
私は目の前にいる好青年の姿をした悪魔のような男の言葉に、たまらず口を開いた。
「いきなりなんですかっ!感じ悪いですね、罰あたりますよ」
「バチ?なんのバチだよ。事実だろ、バカ」
そもそも、私のどこが趣味が悪いんだ。何が事実だ、何を知っているというのだ。
「人のことバカバカ言ってるから、合格できないんでしょっ!」
「・・・・」
私の言葉を境に、その場は一瞬静まり返った。格好からして浪人生であることはわかっていたが、少々言い過ぎたか。
私のそんな心配をよそに、彼は平然とした口調でこう言ったのだ。
「邪魔、どけよ。お前の足元にペン飛んじまったんだから」