someday
過去
私は、小3で初恋をした。 相手は、9つも離れたお兄ちゃん。 お兄ちゃんのおばあちゃん家は、私の家の近所。 そのお兄ちゃんには妹がいて、毎年春休みか夏休みには遊びに来て、私の家にお泊まりをする。 私は高橋美海。 1人の姉持ちです。 お兄ちゃんの名前は鈴木空。 2006年〜春〜 私は1人でテレビを見ていた。 外で笑い声が聞こえた。 「誰だろう?」 外の方を見てみた。 「あっ、空お兄ちゃん達だ!」 私は当時、空お兄ちゃんを恋愛対象とは見ていなかった。 「こんばんは!」 声が聞こえて私は玄関の方に向かった。 「よっ!美海、久しぶり!」 明るく話しかけてくれる、空お兄ちゃん。 「ワーイ!!空お兄ちゃん達だ!休んで♪」 「ね〜、遊ぼうよ!」 私はとても楽しみにしていたように話しかける。「おっ、いいよ♪」 とても優しい笑顔で応えてくれる。 日が暮れるのも早く、外は真っ暗だった。「花火するか!あっ、でもばあちゃんちに忘れてきた!!」