私達のクリスマス
和泉side
「誰もいないよ、和泉来るって前もって言ってたからみんなどっか行っちゃった」
「そっか」
部屋に入ると机にちょこんとラッピングされた箱がのっていた
結局買って用意してくれてたんだ。
「恋花っ!目、瞑って?」
ん?と言いながら目を瞑った恋花
プレゼントである指輪をそっと薬指にはめた
「もういいよっ」
キラッと光る指輪を見て恋花は泣き出した
「ちゃんとしたやつはそんときに買ってやるからな」
そう言ってポンポンと頭を撫でた
「あのね、私からもあってね?気に入ってもらえるかわかんないけど……」
はいっ、そう言ってプレゼントをくれた。