私達のクリスマス

づかづかと家に入って来て、私の部屋へむかう和泉



「ふっ……やっぱり俺見てたのかよ」



私が出る時にそのままにしてた雑誌を指指して言う



「ちっ……ちがうしっ!」



「ふぅーん」



「ただっ!クリスマスプレゼントなにがいいか雑誌で言ってないかなー…って」



うつむいて言う



彼女なのに、ファンと同じ情報しか得られないのが



ものすごく悔しくて



「だからー俺は恋花がくれれば何でも嬉しいんだって」








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