虹色の恋



少し、海の雰囲気を楽しんだあと、沈黙を部長が破った。



部長は、大きく息を吸ってから、私の目をしっかりと見て、


「俺な、助手席には好きな女しか乗せないんだ。」



ちょっと、照れくさそうに




「えっと、それって。」



私は、期待に胸を膨らませ、






「林 香枝さん。あなたのことが好きです。俺と付き合いませんか。」




……ッ。


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