*DAIAMOND*
次の日、私のクラスは
席替えをした。
そしてまさかの…
「こんな事って
ありえるのー!?」

私の隣になんと
鳳塚が座ったのだ。
「よお!!
よろしくなっ如月っ♪」

本気でこれが夢で
あってほしい…
そんな願いは叶うはずもなく…

「…如月!!聞いてる?」

「ぇっ??
あっごめん」

「如月はぼおーっと
しすぎなんだよ!!(笑)
ハサミ持ってる?」

「ぁっうん!!」

「ょかったらでいぃし、
貸してくれない?」

あれ?なんで鳳塚が
こんなに気を遣ってるんだろ?

「いぃよっはぃ!」

「ホントにいぃの?
ぁりがとぅ!!」

「ぅっうん!!」

…鳳塚ってこんな人だった?
他のコには当たり前の
ように貸してもらうくせに…
なんでだろ?
まあ気のせいか。

そしてそれが毎日の
ようにあった。
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