ダメ男依存症候群 ~俺は彼女に中毒症状~


「なぁ、ナツ」

 食べ終わってちょっと休憩して、俺はナツにすり寄った。


「なに? 旬」

 ナツはテーブルの上を片付けながら返事をした。


「よく考えたらさー、今日は大事なことしてないよな?」


「大事なこと?」


「一回もチューしてない」

 首を傾げたナツに、俺は答えた。


「え……」

 ナツはきょとんとしている。


 俺はそんなナツを抱きしめて、頬にキスをした。


「ちょ……旬っ! 何考えて……」

 ナツは顔を赤くして俺がキスした場所を手で押さえた。


「いいじゃん。二人きりなんだし」

 そう言って俺はナツの顔に俺の顔を近づけた。


「もう……旬ってば」

 そう言いながらも、ナツはそっと目を閉じた。


 好きだなぁ。ナツのこういうところ。

 そう思いながら、俺はナツに唇を合わせた。


 ナツの柔らかい唇が気持ちいい。

 俺は堪らなくなって、そのままナツの唇を割って舌を入れた。

 抵抗はされなかった。


 だから、片腕でそのまま強く抱き締めて、もう片方は俺とナツの体の隙間に滑り込ませ、おっぱいを触った。


「ん……! 待って……」

 ナツが横を向いて、唇が離れた。


「何。この手」

 ナツは真剣な顔で、おっぱいを触ってる俺の手首を掴んだ。


「何してんの。これは」


「え……スキンシップ?」


「もう……何考えてんの」

 ナツは俺の手を引き剥がそうとした。

 でも、俺はその前に手に力を込めた。


「あ……」

 ナツの口から小さく声が漏れた。


 それに俺は火を点けられた。


「ナツ……したい」

 ナツの耳元でそう言った。

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