美加、時空を越えて
光と瞳が守に近づいた。
守「皆さん、お綺麗で……。
なんか別世界にいるような……」
瞳「じゃあ、行きましょうか。
私と光は寄るところがあるから
10分ほど遅れると思うけど……。
先方の社長には連絡してあるから、気にしないでね」
 
美加と守は、守が乗ってきたプリウスに乗り込んだ。
エンジン音が静かだ。
走っている音がしない。

パーティー会場は、ホテルの最上階だった。
窓一面ガラス張りで、何処にいても夜景を見ることが出来た。
昼に雨が降ったため、道路にヘッドライトの灯りが反射して美しい。

まるでダイヤモンドを散りばめたようだ。



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