美加、時空を越えて
美加、ゆっくりと守を抱きしめる。
2人は、そのまましばらく抱き合う。
ごく静かに2人の息づかいが聴こえる。
ゆっくりと離れ、
「美加さん、僕の事、好き?」
「ごめんなさい。好きだけど……。
駄目なの」
2人の間にしばらく沈黙が流れる。
「何か訳があるんですね。
僕は美加さんを待ちます。
美加さんが話してくれるまで……。
家まで送ります」
守、車をゆっくりと走らせる。
美加は、情熱と冷静の間を揺れていた。
どうしよう……。
息が熱い。
胸が熱い。
キスしたい。
守にふれたい。
瞳と瞳で愛を交わしたい。
でも、できない!
これ以上深く守に入っていけば、私が私でなくなる。
美加の奥深いものが危険だと知らせている。
多分何もかもどうでもよくなってしまい、私は守を死から救うことは出来ない。
守の魂が『生』を選ぶ為には私が冷静でいなければ。
情熱に身を任せる事だけは 何があっても避けなければ。
私の魂が熱く燃え、炎の塊になってはならない。
冷静に、冷静に。
私は、守に生きていて欲しい。
ただそれだけなのだから。
この自分の感情に従ってはならない。
でも私の魂は守を求めている。
どうしたらこの思いを抑える事が、出来るのだろうか?
2人は、そのまましばらく抱き合う。
ごく静かに2人の息づかいが聴こえる。
ゆっくりと離れ、
「美加さん、僕の事、好き?」
「ごめんなさい。好きだけど……。
駄目なの」
2人の間にしばらく沈黙が流れる。
「何か訳があるんですね。
僕は美加さんを待ちます。
美加さんが話してくれるまで……。
家まで送ります」
守、車をゆっくりと走らせる。
美加は、情熱と冷静の間を揺れていた。
どうしよう……。
息が熱い。
胸が熱い。
キスしたい。
守にふれたい。
瞳と瞳で愛を交わしたい。
でも、できない!
これ以上深く守に入っていけば、私が私でなくなる。
美加の奥深いものが危険だと知らせている。
多分何もかもどうでもよくなってしまい、私は守を死から救うことは出来ない。
守の魂が『生』を選ぶ為には私が冷静でいなければ。
情熱に身を任せる事だけは 何があっても避けなければ。
私の魂が熱く燃え、炎の塊になってはならない。
冷静に、冷静に。
私は、守に生きていて欲しい。
ただそれだけなのだから。
この自分の感情に従ってはならない。
でも私の魂は守を求めている。
どうしたらこの思いを抑える事が、出来るのだろうか?