美加、時空を越えて
光の決意
守と美加の車が瞳の家に着く。
2階の窓から外を見ていた光が、車に着付き、玄関の扉を開ける。
光「お帰り。
美加、ちょっと話があるんだがいいかい?」
美加「いいけど何?」
美加が光の後に続き、応接室に入る。
光は、単刀直入に本題を切り出した。
もはや一刻の猶予はない。
「正直に答えてくれ。
美加は、守君と自分の命を引き換えにしてあの崖で飛び降りる気なのか」
炎の矢で射るような視線を、美加は無言で受け流す。
光「どうなんだ」
光が、美加の肩をつかむ。
美加「私の事はもう放っておいて。
私が生きようが死のうが、光には関係ない事だわ」
光、美加の肩をつかんだまま、美加の身体を激しく揺さぶる。
光「美加が生きようが死のうが、僕には関係ない事だって……。
美加は、僕の事をどう思っている?
美加が死んでしまっても僕が平気だと思っているのか。
今、はっきり気付いた。
僕は君を愛している。
お願いだ。
死なないでくれ」
光、美加を抱きしめる。
美加、光にされるがままでいる。
不意に光、美加にキスをしようとする。
美加は、首を横に向け、キスを拒む。
光、美加の肩をそっと離す。
2階の窓から外を見ていた光が、車に着付き、玄関の扉を開ける。
光「お帰り。
美加、ちょっと話があるんだがいいかい?」
美加「いいけど何?」
美加が光の後に続き、応接室に入る。
光は、単刀直入に本題を切り出した。
もはや一刻の猶予はない。
「正直に答えてくれ。
美加は、守君と自分の命を引き換えにしてあの崖で飛び降りる気なのか」
炎の矢で射るような視線を、美加は無言で受け流す。
光「どうなんだ」
光が、美加の肩をつかむ。
美加「私の事はもう放っておいて。
私が生きようが死のうが、光には関係ない事だわ」
光、美加の肩をつかんだまま、美加の身体を激しく揺さぶる。
光「美加が生きようが死のうが、僕には関係ない事だって……。
美加は、僕の事をどう思っている?
美加が死んでしまっても僕が平気だと思っているのか。
今、はっきり気付いた。
僕は君を愛している。
お願いだ。
死なないでくれ」
光、美加を抱きしめる。
美加、光にされるがままでいる。
不意に光、美加にキスをしようとする。
美加は、首を横に向け、キスを拒む。
光、美加の肩をそっと離す。