美加、時空を越えて
こんなに笑ったことはないと思うほど笑った。
すると、不意に又、あの重圧感が戻ってきた。

今のは、なんだったんだろう?

それにしても頭が割れるように痛い。
首が前に動かせるようになった。

前を見るとびっくりした。

美加の歴史が、目の前の巨大スクリ-ンみたいな物に写し出されていた。

しばらく茫然と、それを見ていた。

生まれてから今日までが、何故かばらばらに写し出された。

思い出に浸っていると 目的を見失いそうになっていた。

(これはいけない)と思い直し横を向いた。
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