スペシャルバカノバカグアイ
やればやるほど、アリスカ、小夜、龍娘の三人はドン引きする。

「や、昔からこんなもんだったよ?龍太郎は」

何食わぬ顔で言う雛菊。

慣れとは恐ろしいものだ。

「あんたよく天神学園入学できたわね…」

引き攣った表情で言うアリスカ。

「中国人とのハーフである私でさえ知っている日本史の問題さえ解けぬとは…」

寧ろ龍娘は驚愕の表情で龍太郎を見つめる。

『み、皆そんな言ったら可哀相だよ!ね、ほら、龍太郎君も、もう一回最初から勉強しよ?ね?』

小夜が懸命にフォロー。

< 10 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop