スペシャルバカノバカグアイ
『じ、じゃあ…』

小夜が提案する。

『せめてこれから龍太郎君の為に、ここにいる皆で勉強会しませんか?一夜漬けになっちゃうけど、しないよりずっとマシだと思うし』

「あ、私も賛成。皆と勉強して、わかんない所は彼氏にまた訊いてみるよぉ」

これを口実に色白男子に甘えようと、エヘヘと笑う雛菊。

「ちょっ…私これから約束が…」

眼鏡男子と待ち合わせがあると言いかけるアリスカだが。

「ならば今からアリスカの部屋に集合だ」

龍娘が強引に決定。

アリスカの目論見は儚く潰えた。

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