私のスーパーマン
私は何もできない自分に苛立った。
親友にメールをして相談した。
少し気持ちが軽くなった。
極めつけには気分転換にテレビでも見なよ、という。
ふふ、と自然に笑った。
言われたようにテレビを付けた。
そこには試合をしている彼がいた。
自分や仲間が決めたときの笑顔。
決めるまでのたくましい顔。
一瞬で虜になった。
そして彼の作るムード。
彼はチームの明るく雰囲気を作っていた。
失敗してしまったメンバーへのホロー。
逆に自分が失敗した時、メンバーは彼をホローする。
そして大事な事は信頼しあう。
信じる。
そんな試合だった。
そうか。
私はこんな事ができるようになりたいのか。
そして私達はこのようにならなければいけないのか。
そう思った。