蝶凛3 Never Say Never
ガチャッ
と扉を開ければ、フワッといい香りがしてくる
そして、その匂いとともに潤も出てくる
潤「蓮香…」
そう言って、あたしを見た後、少し切なそうな顔をする
なんか、お兄ちゃんの時と同じ顔だ
でもすぐに
潤「おかえり」
そう言ってニッと笑う潤
蓮香『た、ただいま』
久しぶりに聞く、おかえり、という声
少し胸がジンとした
蓮香『なんで、いる…の?』
驚きを隠せず、真っ先にそう尋ねる
なのに
潤「飯食った?」
と言われてしまい、話が噛みあわない…