蝶凛3 Never Say Never
彼女は肩を打たれていた
そこからは飛び散る紅
思い出すあの光景
涙はぽとぽとと止まることをしらない
もう、声も出なかった
ダメだ、と思っても体は動かない
彼女は、少し痛そうにふらついたが、少ししてからまた動き出す
さっきまでイスに座っていた招待客の人達は、隅っこに全員寄っていた
彼女は壁際に走った
だから、追いつめられる形となってしまった
だけど、そこから見えた彼女は
笑っていた