蝶凛3 Never Say Never



そして長い脚をすばやく振りあげ、拳を振るい



舞い始める


綺麗にサラサラと流れるように彼女は敵を素早く気絶させて行った


後ろから銃を向けられれば、すばやくしゃがみこむ


彼女は壁際にいるため、その銃は壁に当たる


壁に当たることなんて当たり前のことだけど…




「あーあ、守られた」


と言う声が近くから聞こえる



それは1人の背の高い男の子だった


そして、彼女の方へ指をさし


「さっき弾を避けなかったのは、流れ弾となって俺らに当たらないために」



そう言われてハッとする


彼女の肩から流れる血は、私たちを守ったもの


男の子は更に続けた


「壁際に行ったのは、これ以上被害を出さないため」



そうか…


銃は私たちに当たることはないから避けれる


それで追いつめられる形となって壁際にいったのか



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