蝶凛3 Never Say Never
神上家って…あたしだよね?
ど疑問に思いながらも話を聞く
東「神上蓮香は殺さなかったけれど、あたしの、彼女のおばあちゃんを殺した瞬間
あたしの心は消えたの」
そう言った東の表情を確かめることが出きなかった
どこかに意識が行ったまま、あたしは彼女らの話に耳を傾ける
ドクリ、と心臓が嫌な音を立てるのが聞こえた
東「あたしが悪いのはわかってる
だけど平気で殺してしまったあなたが怖くなったの…
あの真っ赤な世界にいるあなたが」
ドクン、ドクンと心臓が音を立てる
視界の隅に、恭や陸の心配した姿が映る
だけどそんなことに目を向けている場合じゃなかった