パラドックスガール
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「え、茗子、この人も知り合い!?
すっごくかっこいいんだけど!」
テンション上がりまくりの凛子は、またあたしの肩を揺らす。
再度の質問攻め。かなり面倒くさい。
「さっき言ってた玲央のお兄さん。
虎之介(トラノスケ)。
学校の近くの喫茶店の店長だよ。
見たことあるんじゃない?」
あたしがそう説明すると、心当たりがあったのか、「ああ」と納得する二人。
「ありがとね。
格好いいなんて久々に言われたよ。」
嘘つけこのタラシ。
ヘラヘラ笑いながらそう言う虎に、あたしは心の中で言った。
「…兄さん、何しに来たの。銀なら下だよ。」
玲央が嫌そうに言う。
相変わらず仲が悪いかなあ…。
「残念でしたー。
今日はめーちゃんに用事なんだよ。
ゴールドシュミットの微調整終わったからさ。」
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「え、茗子、この人も知り合い!?
すっごくかっこいいんだけど!」
テンション上がりまくりの凛子は、またあたしの肩を揺らす。
再度の質問攻め。かなり面倒くさい。
「さっき言ってた玲央のお兄さん。
虎之介(トラノスケ)。
学校の近くの喫茶店の店長だよ。
見たことあるんじゃない?」
あたしがそう説明すると、心当たりがあったのか、「ああ」と納得する二人。
「ありがとね。
格好いいなんて久々に言われたよ。」
嘘つけこのタラシ。
ヘラヘラ笑いながらそう言う虎に、あたしは心の中で言った。
「…兄さん、何しに来たの。銀なら下だよ。」
玲央が嫌そうに言う。
相変わらず仲が悪いかなあ…。
「残念でしたー。
今日はめーちゃんに用事なんだよ。
ゴールドシュミットの微調整終わったからさ。」
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