パラドックスガール
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「え、なんでここに香坂玲央がいるの…?」


不思議そうな顔でそう言う。
なんでって…。


「あたしに会いに来たから?」


「うん。」


「や、そうじゃなくて…」


凛子があたしと玲央の首を横に振る。
じゃあ何だ、とあたしは腕を組んで考える。


「…知り合いだから?答え合ってる?」


「それ疑問系で答えるの?」


凛子に聞いたのに玲央が驚いた様子で口を挟んでくる。無視。


「知り合い…もしかして茗子の彼氏?」


あたしを指差しながら、小さな声で聞き返してくる凛子。
これは、二人でいるところを初めて見る人間に必ず聞かれる質問だ。
実は結構うんざりだったりする。


「違う。幼なじみ。」


「僕は好きだけどね。片想い。」


後ろで笑いながら爆弾発言をする玲央に、二人が驚いたのは言うまでもない。





To be continue..


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