不思議な神様達&新選組
「真梨…。」

皆、真梨の名前を呼んだ。

「一ノ宮さんも…。自分の世界にいた時、一ノ宮さんが居てくれたから…。もしも一ノ宮さんに出会ってなかったら私はきっと……自殺してた。」

真梨は涙をこらえた。

「生きてて良かった。自殺してたらきっと…いや絶対後悔してた。居場所が分からなかった私に此処が居場所だと言ってくれた。皆さん…ありがとう…。」

「この先、色んなことがあると思う。でもくじけないで…。」

「うん…。」

真梨花は土方達の方へ向き、

「どうか…お姉ちゃんを……いや、桜姫と春王子を…。」

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