不思議な神様達&新選組
太ももの傷からどんどん血が溢れる。吉田から受けた傷ではない。斬られた傷ではなく誰かが…人間ではない者が攻撃して来たんだ。
一体誰なんだ?……てか今はそんなこと考える暇はない。吉田をどうにかしなければ…。

あ…心を読めばいいんだ!

真梨は頑張って構え、目を瞑った。
その間にも吉田はお構いなしに真梨に向かって刀を振りかざした。

――ザシュ!――

静まり返った。

「く……。まさかこの俺が斬られるとはな。」

――ドサ――

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