不思議な神様達&新選組
斎藤はトボトボと帰って行った。

「心を読むとかずるいですよ?」

残っていた沖田はムスっとした。

「そんなの知らないもん(笑)」

「じゃあさ、今僕の心読める?」

「いえ、読めませんよ。」

沖田は少し驚いた様子で、

「どうしてですか?」

「う~ん…。なんて言うか自分の身が危ない時とか物凄い強い気持ちとかぐらいしか読めないんです。その力はとても弱いから。」

それを聞いた沖田はパァと笑顔になり、

「そうですか♪」

と言った。
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