不思議な神様達&新選組
追いかけていると、少女は角へ曲がった。
僕達も曲がると、少女は行き止まりのところを曲がったようだ。

すると少女は手に何かを握り、目を瞑った。

何をする気?

そう思いながら手を伸ばしかけたらいきなり風がふいた。

『は…?』

僕達は強い風に巻き込まれた。強くて目を開けられなさそう…そう思っていたら、少女は横を通ろうとした。

僕は少女の手をとっさに掴んだ。
そして諦めたのか、少女は大人しくなった。そして風も止んだ。

一体どこから風が起きたのだろうか?

土方さんが僕にこの少女を連れてこいと言った。

フッと思った。なぜ少女の手は異常に冷たいのか。…当たり前かも知れない。でもなんかフラフラ~としてないか?気のせいかも知れない…だけどなんか…。
それと表情の無い顔…。
あの冷たい目…笑うということを知らないような感じ…。
片目だけしか見えない。左目…なにかあったのか?

僕は気になりながら少女の手を引いた。

side~沖田 *終わり*
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