不思議な神様達&新選組
土方は沖田が言ったことに素早くツッコミをいれた。

「真梨さん、目の前にいる鬼の顔をした人は誰だか分かりますか?」

「…ふ、副長の土方さん…ですよね?」

鬼の顔って…。まあ確かに、本に載ってた。

「総司…。お前って奴は…。」

土方は怒りをこらえている。

「みんな! 朝餉やっちゅうのになにやってんねん!」

部屋の外から見事な関西弁が聞こえる。

「あれ?その子起きたんや?俺は山崎烝やで!よろしく!あと皆朝餉やで!他の隊士が待ってるで。」

山崎はひょこっと顔を出した。

「あ~。すまん。皆行くぞ。あと真梨もな。」

土方は皆に声を掛け、真梨も行くように言った。

「は、はい。」

「真梨、気にするな。此処の奴等は馬鹿だが、皆優しい奴等ばっかりだ。」

土方は真梨の頭を撫でた。

土方さんに頭を撫られると何だか落ち着く…。どうしてかな?
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