不思議な神様達&新選組
《真梨…芹沢局長等は寝たで。みんなぐっすりと。》

山崎の声が聞こえた。

「了解です。」

真梨は目を瞑り、両手を胸の前においた。
集中すると、頭の中に寝ている芹沢達が浮かんだ。まるで映像のように。

芹沢達よ…枯れる花のように散れ…。

真梨は心の中で呟くと、自分が居る部屋が何もないのに、風の音や刃がぶつかる音がした。

誰だ?

此処には居ないのに誰かが私の邪魔をする。

―シュッ!―

いろんな音が続く中、真梨の頬に斬れた後ができ、一筋血が流れた。

「真梨!?」

「誰かが私の邪魔をする………。」

真梨懸命に唱えた。

―ザシュ―

唱えたと同時に真梨の左腕が深く斬れた。
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