不思議な神様達&新選組

――ダダダダダダダ!――

「真梨傷見せろ!」

騒がしい音とともに来たのは山崎だった。

「此処にも心配性がいました。」

「当たり前やろ。その真っ赤な包帯見たら誰だって心配するわ。……………変に切れてたら縫わなあかんかったけど、綺麗に縦に切れてるさかい、1ヶ月したら傷は見えんくなるわ。」

「ありがとうございます。見事な関西弁の山崎さん。」

「それはどうも。真梨やてたまに見事な関西弁になるやろ?」

「そうやろ?これでも私山崎さんと同じ関西出身なんですよ。」

「やっぱりそうなんや。そうやと思った。それよりはよ寝よか。」

「そうですね。今日は疲れましたしもう寝ます。」
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