カテキョにぞっこん!


私はしばらく、
その家庭教師に見とれていた。




黒いふちの付いた、ちょっとお洒落ちっくなメガネに

ほんの少しだけいじってあるような、爽やかな髪型。


腕には上品でシンプルな時計が見えていて

夏だというのに、長そでのシャツをなんとも涼しげに着こなしている。




こんな人が私の家庭教師に……?





そんなの、頭ん中がポ~っとなって
ついつい見とれて




勉強なんて
できるわけないじゃ~ん……





私の目から
バシバシとハートが飛び交った。








< 4 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop