星からの贈りもの


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

その頃俺らは夕飯を
食っていた。

「なぁ、兄貴さぁ…」
「ん?なんや龍。」

「秋野の事、好きやろ…」
「想羅?好きやで」
「ほんまか…」
「なんできいたん?」
「好きやから…」
「想羅のことを?」
「あぁ…」
「そっか。ライバルやな」

ちょ、まてよ…

「なんやねん…」

完璧、俺不利やんか。
同じクラスで隣の席の
龍なんかに敵うはずがない。

龍が羨ましいわ…

「兄貴が羨ましい」

突然そんなことを言った龍。

「は?」
「メアド知っとるんやろ」
「うん。龍知らん?」
「あぁ。」

そうか…
よかった…メールがある…
少しは勝ち目がある…


< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop